カウンセリングのご案内
- 学校に行きたいのに、行けない、行きたくないと言う子どもの対応に困っている方
- 子どもが何に困っているのか、家族として何ができるのかに悩んでいる方
- 子どもを取り巻く学校、相談機関など どこに何を相談していけば良いのか不安な方
- 家庭にいる子どもとのコミュニケーションに悩まれている方
- 病院に行くほどではないとは考えているけれど、発達の特性から社会でのやり取りに困難さを抱えている方
- 発達特性のある子どもへ具体的にどのように子どもに関わっていけばよいのかを知りたい方
なぜそれが問題なのか…
「学校に行かないこと = 問題?」
本当に困っていることは 誰にとってそれは問題なのか
それが改善したことがどのようにしてわかるのか
不登校が過去最高の人数となって来ています。
ある意味「学校に行かなければならない」ということから解放され、選択できる時代になったとも言えます。とはいえある日 子どもに「学校に行きたくない」と言われて動揺しない保護者はおそらくいないでしょう。
「行きたいのに行けない」「行きたくないから行かない」ということは意味が少し違います。 また、不登校であることを「問題」として扱い、単に行けるようになることで「解決した」というのも本当に子どもにとって望ましいかどうか分かりません。子どもの言葉を字義通りとって対応するのではなく、これを発している言葉の意図を受け取っていく必要があります。
児童思春期において、限られた社会経験の中で大人のように「〇〇したい」と決めることが難しいこともあるので、ますます周囲の大人はどうしてあげたらいいのか、何をしたら良いのか悩まれることが多いと思います。
発達特性から、二次的な課題として学校に行けなくなる子どもたちとたくさん出会ってきました。子どもにとって、どんなことに困っているのか、またどうなればよいのかを見つけていく必要があります。
これまで不登校 心身症、発達障害を抱えている方への様々なご家族に対して訪問支援や、相談業務を実践し、乗り越えてきた事例から、一緒に考えることができます。
本当に困っていることは 誰にとってそれは問題なのか
それが改善したことがどのようにしてわかるのか
児童思春期に、周囲の人とどのように関わり、関わってきたのかが子どもたちの自立へのリソース(資源)となります。
今できることを実践していくことを共にカウンセリングの中で見つけていきましょう。
初回相談
(Plan)
来談者の問題明確化、来談者に登場する家族の課題、目的を具体的にしていくことを行います。望ましい状況、面談のゴールを設定していきます。
カウンセリング①
(具体的な行動に向けて)
問題・課題を継続させていることは何か、日頃の関わりと本人の課題対処について来談者とともに、決めていきます。検査結果を基に、本人の認知特性に基づいた学修等提案します。
カウンセリング②
(Plan Check)
カウンセリング①で検討した結果どのような結果、変化が起きているのか確認をして、継続、修正していけうように面接を行います。変化・成長に伴い新しく出てきた課題にも具体的対応を一緒に検討してきます。
面談終結
家族または周囲の環境調整で課題への対応、実施ができるようになれば、終結となります。
※当クリニックでは発達検査は行っておりません。他機関での結果をもとに相談をすることができます。
※医療機関(医師)ではないため、発達障害に関する診断はできません。
初回【75分】
18,000円(税込 19,800円)
2回目以降【50分】
12,000円(税込 13,200円)
- ● 資格
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- 公認心理師
- 精神保健福祉士
- 保育士
- 臨床発達心理士
- 特別支援教育士
- 教員免許(中高)
- NLP認定マスタープラクティショナー
- 日本小児心身医学会 会員
- 日本LD学会 会員
- 日本児童青年精神医学会 会員
- 日本臨床発達心理師学会 会員
- 神戸心身医学会 理事/li>
- NPO法人 日本ゲートキーパーTONARINO 理事
- 通信制高校 カウンセラー 東京都内 発達障害支援 相談員
- ● プロフィール
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大学院在学中より 支援員として、フリースクール、公立小中学校で活動を行う。
研究を契機に大学院修了後、「ホームスクーリングセンターアイリス」を立ち上げ、医療と連携し、不登校、発達障害の方への個別訪問支援事業を開始。臨床心理士のスタッフとともに、多くの家族支援に関わり、所属学会にて報告してきた。医療機関、学校、フリースクール、教育相談機関等での相談業務での実践を活かし、発達障害に関する研修講師活動も行う。2019年からは、自殺予防対策のゲートキーパー養成や社会啓発のため、NPO法人ゲートキーパーTONARINOの理事として設立から活動している。自殺予防のゲートキーパーにとどまらず、「生きる人を支援する」活動として毎年、市区町村、教育委員会、PTA、等で市民、教員、職員に向けての研修を実施。2021年夏休み明けの子どもたちへの声かけとしてNHKラジオ「マイあさ!」に生出演。
現在は、通信制の星槎国際高校において、学生相談と学生への授業を通して生徒のメンタルヘルス向上に努める。その他、東京都内で発達障害への支援、相談業務、ゲートキーパー養成の研修講師に従事。
これまで、広島県、兵庫県、大阪府、宮城県等転勤に伴い各地で心理相談業務を行う。プライベートでは二児の母でもある。
- ● 執筆コラム
「子育て」の悩み
「子育ては大変」という言葉を一度は聞いたり、感じたりしたことはないでしょうか?子育ての何が大変なのかについて、 株式会社Alba Link(不動産会社)が2023年子育て中の男女500人を対象に「子育てで大変なことに関する意識調査」を実施したところ、1位は生活費・養育費など経済的なこと、2位には育児・家事・仕事の両立、3位は子どもへのかかわり方となっていました。
それぞれ別の事項に見えて、つながっていることに子育てに関わる方なら感じられるかと思います。とは言え、子どもと接する保護者のさまざまな負担や課題が浮き彫りになっていることがわかります。子育てについての課題は、さまざまな周囲の理解と環境調整が必要であり、個人責任として、ひとりですべてを解決していくことの困難さがあります。
「過去と他人は変えることができない」という言葉があります。子育てをしているとまさにそう感じるときがしばしば訪れます。教育機関で相談業務を行うと、必然的に子育てに悩みを抱える保護者の方と出会います。「子どもにこうなってほしい(こうなったほうがいいと思う)けれど、思い通りにはいかない」「子どもに上手に関わりたいけれど、余裕がない」そして、「子どものことを言われるとまるで自分の子育てを批判されているように感じる」など、子育ての悩みは、子どもの問題と保護者としての問題がどうしてもごちゃまぜになってしまいます。なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
「親の顔が見たい」という慣用句があるように、子どもの在り方について保護者としての主たる責任が社会的に求められてしまうことがあるからでしょう。しかし、子どもの全ての在り方を保護者がすべて背負うものなのでしょうか?それは大変難しいと私は考えます。その困ったことに応えるかのように、悩める保護者に向けて子育てに関する本が書店にあふれています。自分にとっての最善の道しるべとなる書籍と出会えるのでしょうか。ヒントや、きっかけを得ることはできる一方で、まったく同じ状況を当てはめて考えるのは難しいこともあるでしょう。うまくいく事例を知って、それと比べて私の子育ては・・・と比較し悩んでしまうのであればさらに苦しくなることもあるかもしれませんし、実際そんなに簡単になんとかなるなら、悩まないという話も相談の中でよく伺うところです。
では、その状況にあるとき、カウンセリングはどのように貢献できるのでしょうか。まずはご自身が「当然だ」「不可避だ」と思っている前提となるその人自身の「物語」があります。カウンセリングの中では、その「物語」の中でうまく語られていないお話、本当はどうなりたいのか、そして、目標の実現を止めているものは何か、誰にとってそれが問題なのかなど問いかけをし、整理していきます。そして自分の最初の行動を明確にすることで、今ある場所から次に進む方策、行動を見つけることができます。一人で悩むとうまくいかない終わりの見えない「物語」の不安の循環にはまってしまいがちです。そこで、「物語」を紐解く言語化をお手伝いする働きがカウンセリングにはあります。 一人で抱えずにカウンセリングで解決のきっかけを探しに来ていただけたらと思います。
- Q. 発達障害の診断がないと相談できませんか?
- A. 診断がなくても、発達特性により困られていることがあれば、その点に関して相談に応じることができます。 診断が目的ではなく、その方の対応について対応していくカウンセリングとなります。困っていることの聞き取り、お持ちであれば、過去の発達検査から具体的で、お子さんにとって必要な手立てについて提案することができます。
- Q. 診断はできますか?
- A. 診断は専門医師でないとできないため、必要であれば、カウンセラーから医療機関をご紹介、提案することはできます。
- Q. 検査をとってもらうことはできますか?
- A. 申し訳ありませんが、こちらでは施行しておりません。